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2017-06-13 Tue [ 技術屋の独り言 ]
by su
数か月前から相方がかかりつけで取りかかっていたRAID5サーバがランサムウェアに感染リカバリーですが、 見通しが立ったようで、ゆっくり時間をかけ話せました。 RAIDとは、複数のHDDを仮想的な1台HDDとして運用し、 冗長性を向上させる技術で、1990年代に始まったもの。 結論から話すと、既にRAIDは時代遅れだと思ってる。 RAIDは、HDDが高速で読み書き出来ない、HDD容量が少ない、 サーバが数百万以上で高額だ、バックアップが面倒だ、 ユーザデータは大事、こういった意味合いで使われるもの。 今はSSDにすれば、HDD-RAID0とは比べ物にならないほどの 高速動作するし、DC品質のものは容量的に少々高額になるが、 SeagateのNytroなら30万、IBMの00NA671なら70万で買える。 RAIDが主流だった頃は、ウィルスといっても悪戯目的が多く、 ましてやServerのファイルが全部暗号化などありえなかった。 またRAIDは、常にサバ管が見てる状態での運用は安定するが、 導入された企業を見ると、RAIDに安心してノーメンテが多い。 DC(データセンター)でのRAIDは、2年に1度はRAIDの電池交換、 SMARTを常に監視しセクターやブロック異常で即HDD交換が普通、 RAIDがエラーを出し始める時、HDD4台や5台中の1台ではなく、 複数台でエラーが出るから、RAIDがエラーを出してる場合が多い。 その状態でRAIDリビルドしても次のHDDのエラーを検出し、 システム毎逝ってしまう。そんな案件を多く見てきました。 私は基本PCは高速動作じゃないと困る人なので、 以前はHW/SW RAID0を多用しましたが、2007年頃までです。 モノは何でも得意不得意があるので、それを正しく理解して 使用するのがベストだと、ssdにもhddにも言えることです。 HDDの得意は、書換耐性、data保持期間。障害復旧、容量安価、 そこだけにHDDを利用し、SSDは4つがとても弱いと認識すれば、 自ずと今の主流システム構成が見えてくると思います。 今の時代、オフラインバックアップが無いと企業は詰みます。 請負仕事ですが、依頼主は1/3以下に縮小を余儀なくされます。 こうならないためにも、ある程度のお金はかけるべきです。 今はWindowsパソコンが少なくとも1台無いと仕事が出来ない。 そんな時代ですから。 うちも余所と同調しながら、サービス価格を決定していますが、 横との繋がりで、この仕事をお願いしたらどれくらいになる? と聞くと、到底うちがお客様から頂いてる金額では足りません。 創業から価格を一切触っておらず、そろそろ世間相場に合わす 時期が来てるのかも。既存お客様には絶対言わないつもりですが。 ランサムウェア暗号化済みを復号リカバリーで1台30万から…、 ランサムウェアにやられたサーバ+RAID5で1台280万から…、 らしいです。それだけボッたくるのか、「うち安すぎだわ」と 同僚が横でほざいています。いやボリすぎだと私も思います。 確かにランサムウェア犯人に払う人もいるのもわかる気がする。
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