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2017-05-04 Thu [ 技術屋の独り言 ]
by su
PC9801が圧巻してた時代、日本の半導体シェアは60%近かった。2017年の今を見てみると、日本の半導体シェアは8%強の状態だ。 昨今の話題で東芝という問題があるが、 NANDシェアでいけば未だに環太平洋では首位、世界でも2位、 ヨーロッパと中東とアフリカではSamsungが強いため。 NANDの性質と耐久性から考えると、TOSHIBAとMICRONが強い。 PC98が圧巻してた当時、世界で一番PC化が進んだ国が日本だった。 DOS/Vを1990年に発表した日本IBMは、ずっと二番煎じだった。 今思うと、Cバスにせよ、独自パラレルにせよ、独占という手法で 技術を守り、独占したからセキュリティも守れていたと思う。 98DOSとDOS/Vとが主流になっていた頃、Windows/AppleOS/OS2が 開発され、今の時代になったと思っている方も多いと思うが。 1984年5月末に既に日本には、GUIインターフェイスがあった。 その名は、Tronといいます。Windows1.0は1985年11月20日発表、 Macintoshは1985年8月20日のDynaMacがGUI-OSの初号機です。 このTRONは、1984年(昭和59年)に東京大学の坂村健によって 開発されたものですが、「基本ソフトは、空気や水と同じ」と TRONの仕様書をなんと世界中のメーカーに無料で公開します。 世界中のメーカーは次々TRONパソコンを試作し評判となりました。 MacintoshとWindowsのGUIは、Tronが無ければ無かったかも? でも、このTRONは不思議な運命に弄ばれます。 それから5年後の1989年、アメリカは日本に対し、 小中学校で使うPCの規格をTronに決めるなと迫ってきました。 実際TronのGUIを私は操作しましたし、欲しかったし買いました。 CPUがx86-286 SXであれほどのGUIが動くOSを私は知りません。 当然私は、Windows3.1>Windows95>Windows98>Windows98SEと 使い続けていますが、Tronに追いついたOSは98SEだと思います。 アメリカが使うなと言ってきても日本は使えるはずです。 しかし、無理矢理TronOSを1989年にスーパー301条という 『アメリカ市場に影響を与えそうな製品には警告を与え、 従わない国には報復措置をとる』という理不尽な条約に認定、 SUPER301条は製品化された商品にしか適用されないはずですが、 無償で配布されていたTRONに適用してきました。 この非常識な決定に全世界の企業は反発しましたが、 アメリカ国防省の圧迫により認めざるをえませんでした。 PCとしての部分では日の目を見ませんでしたが、 自動車、携帯電話、電車、航空機、人工衛星、ライフラインに 今も使い続けられていて、またこれを知らないと仕事にならない。 docomoガラケは、2015年までTron、だから故障しないんです。 tronと日本航空123便墜落事故と結びつけたがる人がいますが、 (詳しくは検索で)17名とか出てきますが、たぶんガセネタです。 松下電器の社員とそのご家族が17名です。 松下は、TronOS搭載パソコンに携わっていました。 また開発者の坂村健もソフトバンクの孫正義も言っていますが、 tron潰しに動いたのは孫正義です。詳しくは「起業の若き獅子」 元々Internetは、ARPANET(詳細は調べて)から派生したもので、 それもtronを開発していた方はわかっていました、通信をはじめ 全てに親和性が高く、電源管理も高く、バグや不良動作が無い OSなので、今のAndroidもLinuxもSolarisもこれが無かったら。 後に、ビルゲイツから、坂村氏へ和解を申し入れ、 共同開発をしようと(MS側がTRONの←独自改変も)認めろと、 申しでた事が、各新聞に大きく載りました。つまりパソコン以外の OSとしてTRON改変(winTRON?)世界に広めようとしました。 ただひとつわかってることは、 技術というものは、遅すぎたらダメ、早すぎたらもっとダメ、 下手に机上だけの技術を、盾に外に出ても追い返される。 ただひとつわかってほしいのは、 技術者の話はわかりにくいけど、仕事の多くは機械がやってる、 仕事の多くをやってる機械の事だから、もう少し耳を傾けてほしい。 参考資料 http://www.tron.org/ja/ https://ja.wikipedia.org/wiki/BTRON http://news.mynavi.jp/news/2016/09/23/108/ https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/rim/pdf/8577.pdf
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