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2013-01-25 Fri [ 技術屋の独り言 ]
by su
最近Xi携帯でdocomo間無料通話、LTE化したiPhone5で通話中にノイズ・プツプツ切れる・相手の音が聞こえないなど トラブルが続出していますが、XI/LTE通信に関係があります。 docomoのDS-CDMAは、旧機種対応が必須のためUMTS/GSM互換、 AUのCDMA2000x1は、完全なる2Gで携帯通話を提供してます。 movaの呪縛から逃れやっと安定したところに、 今後主流のXi/LTE(通称3.9G)が入って対応が遅れています。 技術的にみると、docomo-GSM互換/AU-CDMA2000互換で通話中に XI/LTEから頻繁に割り込み要求がかかり、通話品質に問題が出ます。 例えば、docomoスマホの場合、アンテナピクトにHと3GとLTEと ありますが、LTE対応機種は、内臓チップが自動で頻繁に切替してます。 LTEエリアに入るとH/3Gを切り離してLTEとリンクしようとします。 それが通話品質に影響を与え、ノイズと途切れが発生するんです。 無線チップの集積化が進んでいるため、実はほとんどの機種で CDMA(2G)もGSM互換(2G)もUMTS(3G)もXI/LTE(3.9G)が同じチップで 処理がなされます。CDMA/GSMで通話中にLTEにバトンタッチしない、 かつ、ひとつのチップで手を抜くからこういうことになるんです。 CDMA/GSMも過去の規格なので新しく来たXI/LTEには対応できません。 この問題は、docomoは2013年度中にVo-LTE通話可能設備の導入が 決定していますので、それが実装されればdocomoは問題解消です。 しかしAU、Softbankは、LTEの設備導入が相当遅れていますので、 docomoがこの4年苦労した音声通話の呪縛がスタートします。 Appleは、それに協力するでしょうか? 答えは、NOだと思います。 Appleは、スマホメーカーであり、回線事業者ではありません。 Appleが、Vo-LTEに関する技術力・特許を持っていませんから。 何故docomoは、iPhoneと手を組まなかったのか? これが全ての原因です。 当然iPhone5はデータ通信は高速ですが、音声通話はNGです。 現状で出来る対策としては、 スマホの設定項目があればXI/LTE通信をOFFにする。 これのみです。 docomoはVo-LTE導入中に一時的にプチ切れが発生しますが、 2013年度中には、その問題はほぼ解消されます。 AU/Softbankは、2013年度からこの問題に振り回され続けます。 Vo-LTEにも問題が無い訳ではありません。 Vo-LTEの最大の弱点は、バッテリー消費量約2倍になること。 詳しくは、以下URLを参照してみてください。 http://wirelesswire.jp/Watching_World/201212031131.html
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