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2012-04-20 Fri [ 技術屋の独り言 ]
by su
してる最中を撮影してみました。というのも、新規のお客様でiPhone3GSの中に 絶対必要な写真があり、もう二度と手に入らない写真なので どうしても取り出して欲しいという依頼を受け急遽作業中です。 ①液晶と本体を切り離した本体側の写真 ![]() 分解を進める過程で見えてきます・・・相当いろんな人の手に渡ったようで、 側面の「そこにマイナスドライバー突っ込んでも外れない」ところに 無数の捩じ切った傷があったり、液晶が少し浮いた状態で何かを突っ込んで ガリガリやったのか、NANDチップの放熱板に無数の掻き傷があったり ②アルミ板の下にNANDチップがあります。放熱板を兼ねてます。 ![]() ③基盤側の3G対応SIMソケット、入り口が掻き切れていて使い物になりません。 ![]() ![]() ④復旧しないのは、リチウム電池と睨んだのかメリメリっとリチウム壊してますね。 ![]() 内蔵されるタイプのリチウム電池は、けっこう軟くてグニャグニャです。 取り扱いには十分注意が必要です。またスマートフォンはコネクタが極小なので コネクタの鍍金を剥がすと、もう半田はのりません。ほぼ接点復活は無理です。 ![]() しかし、技術屋なのか(子供の時計分解に見える)復旧屋なのかわかりませんが、 私の凄いの一言にお客様も横で笑っておられます。 というのも私たち技術屋に疑心暗鬼をもたれるのは当然のことで、 当然同じじゃないかとお思いにもなるはずです、持ってかえってと思いましたが、 事務所を貸していただけるので、お客様宅でこんな時間なのに作業してます。 工作機械メーカーに定年までおられた方で、変な人よりよっぽどと思うんですが(笑) 「業者の名前公開してもかまへんよ」と言われるんですが、同業者なので。。。 ご了承いただきました。電圧+NAND+出力ポートで大丈夫なら出ますが、 イマイチ自信が無いというのが正直なところです。 この状況は久しぶりで、intel i286やi386SXをメンテしてたのを思い出します。 i286やi386 SX DXの時代は国産メーカーの殆どが半田で固定してました。 しかし適当に半田を当てれば、CPUは熱に弱いので壊してしまいます。 どうするのか? 「固定されている半田を除去しながら鉄板やフィンを当て放熱」です。 だからi486でテコの原理でCPUが持ち上がった時は感動的でした(笑) iPhoneの復旧を考えなくていい状態でのデータのみ復旧ですから、 ここまで分離してやれば、元工作機械メーカー行ったほうがNAND復旧も 早そうな気がします。多分ですがこの状況コンデンサーだと思うんですよ。 と書いたら、「俺もそう思った」と言っておられます。 充電する道具が多種多様で、しかも小容量化が進んでるので ノイズや変圧に弱く、特にコンデンサーは液噴けば終わりですから。 気休めでもフェライトコアはつけといたほうがいいんでしょうね。 さて続きやります。おやすみなさい。
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